皆様こんにちは!!
ウメ学長です!!今日も元気にお酒の勉強してまいりましょう!!
宜しくお願いします
今日のテーマは【古酒】です!!!
読んで字のごとく、「古いお酒」ですね!!ワインにお詳しい方なら、この「古酒」というものがとんでもない魅力を持っていることはよくご存じでしょう!!
何となく聞いたことあるなーとか、古いワインって何か良いんでしょ!?くらいな方もきっと多いはず!仕方ないことです。だって、スーパーやコンビニ、手に入りやすい市場に多く出回るワインたちは、古くても3年くらい前のものですもんね。
今日はワインにドハマりするきっかけを与えてくれる、そんな深ーいワインの世界にアナタを誘いましょう!!さあ、一緒に二度と抜け出せないワインの淵へいざダイブ!!
【古酒とは】
さて、では古酒というものがどんなものなのか、そこから解説致しましょう!
「学長!!さっさとワイン紹介してよー!」って方は目次から飛んでくださいw
【古酒】といっても、明確に「〇年たったら古酒と呼べる」という定義はありません。
ワインだと、だいたい10年以上のものを【古酒】と呼ぶ、くらいの感覚です。
そもそも、アルコールの高いお酒は長期保存が可能です。度数が高ければその分長持ちします。ポルトガルのポートワインが代表の酒精強化ワインや、ウイスキー、ジンやウォッカといったスピリッツも長期保存が可能です。腐りませんからね。
また、現代の水は(国によっては異なりますが)、とっても澄んでいて綺麗で、水道からでもゴクゴク飲めますが、むかーし昔は綺麗な水は希少で、生水をそのまま飲むのはとっても危険。ワイン飲んでるほうが安全でした。また今みたいに空路なんてありませんから、長ーい船旅でもワインは水の代わりに飲まれていた、なんてこともあったくらいなのです。それだけ保存が出来るってことですね。

【飲み頃について】
長期保存が出来るのはお分かりいただけたかと思いますが、今度は【飲み頃】の話です。
いくら保存が出来るといっても、かならず飲み頃というものが存在します。
「古ければ良い」という訳ではない!!ということですね。
逆を言えば、「新しいのが悪い」という訳でもないのです。前述していましたが、手に入りやすい市場出回る多くのワインは、飲み頃のピークが早く来ます。これはワインのタイプにも寄りますので、一概には言えませんが、コンビニやスーパーで買える多くのワインは、年数を置いて飲むよりも、すぐ飲んだ方が高いポテンシャルを発揮します。つまり、今飲んだ方が美味いってことです。
長期熟成に向くワインも、ワインショップで手に入りやすいのは、比較的年数の近いワイン。
古酒は、「飲まれずに保存されていたワイン」ですから、当然年代が古くなっていくにつれて希少性も高まり、出回る数も少ないのです。「誕生年のワインを買おう!」と思っても、なかなか出会えないのはこの為です。値段も高くなる傾向にあります。
長期熟成に向くと言われている代表的なワインは、フランス:ボルドーの赤ワインです。特にメドック地区の格付けワインは、どれもある程度年数を置いてからその実力を発揮するタイプです。若いうちはタンニン(渋み)も刺々しくて、飲み頃を迎えていないワインを開けると「勿体ないことしたなー」と罪悪感に苛まれます。てか高いですしね!!
何年置くと良いかと言われれるとコレもまた難しい話で、生産年によっては早く飲み頃を迎えるワインもありますし、グレートヴィンテージと言われるブドウの出来が最高や!!と言われる年については、何十年も飲み頃は先だと言われたりします。
もし早めに飲みたい古酒を狙って買うなら、平凡なヴィンテージのワインが良いですね。

【保存について】
保存期間が長ければ長いほど、ワイン劣化のリスクも増えます。
ちゃんとしたセラーに入れて、湿度と温度の管理をしていないと、味が劣る原因に!!
カビが原因の劣化「ブショネ」や高い温度との変化で起こる「熱劣化」などなど…
ちゃんとしたお店で扱われているワインなら、まぁあんまり心配ないですけど、絶対とは言えません。自宅ならなおのことです。個人で管理しているワインで、メルカリとかで数万~数十万するようなワインは結構リスクがあるので学長は購入をオススメしません。信頼できるショップや伝手からの購入がオススメです。
【ワインの古酒が持つ魅力】
ワインの古酒が持つ魅力は、【瓶の中で熟成が進む】という点にあります。
赤ワインは特に、余計な渋みや酸味が取れてまろやかになり、香りも複雑さを増し芳醇となります。
もうね、コレは飲んでほしい。飲んで気づいてほしい、こんな旨い酒がこの世にあったのかと!
…なんですけどね、前述した通り、古酒って結構貴重で、値段もそれなりにするんです。そもそも手に入りづらいし、スーパーやコンビニでは買えません。ワインショップに行って、高級ワインコーナーの扉を開けて、ソムリエさんに「…あの…これください…」って勇気を振り絞って伝えるのです。
ハードル高し!たかし君です!本当に美味しいものとなると、1万円越えは当たり前。
学長もおいそれとは手が出せません。だからこそ、今日のワインを是非知ってほしい!!
【今日の神コスパ古酒ワイン】
皆さんに是非古酒の世界の扉を開けてほしいワインがこちら!!

シャトー・モーブサン2006【Chateau Mauvesin 2006】
なんとヴィンテージは2006年。15年の熟成!!このヴィンテージのボルドーで驚きの2,900円!!!!ありえない!
クラスはクリュ・ブルジョワ級で、格付けワインではないのですが、メドック格付け第2級のレオヴィル・バルトンや第3級のシャトー・ランゴア・バルトンという一流シャトーを所有する名門、バルトン家が目を付けたのが、このシャトー・モーヴサン。今は「シャトー・モーヴサン・バルトン」とシャトー名が変わってしまいましたが、 バルトン家が買収する前の希少なバックヴィンテージがななんと成城石井に!お店の管理方法だけで言えば、100点とは言えませんが手に入りやすさで言えばこれ以上はありません。
オー・メドックのAOCムーリス・アン・メドックに位置します。ポイヤックやサンジュリアンとは違ってちょっと日本人にはマイナーですが実は銘醸地です。
メドック格付けワインにも引けを取らないワインがゴロゴロしてます。
底を見ると多くはありませんが澱があります。コルクは健全で抜きやすかったです。
開けた瞬間に、立ち上がる甘く芳醇な香り!グラスにそっと注ぐと、少し赤茶色になっています。

古酒の色ですね!飲んでみると…なんとまろやかな口当たり。
古酒独特のしなやかさがあってとても良い仕上がりです!間違いなく飲み頃!!!優しくデキャンタージュすると、さらに香りの上がり方が増しました。ボルドーワインの長熟によってもたらされるポテンシャルに改めて気づく、そんなワイン!
滑らかな口当たりと近づきやすさは、高いメルロー比率が影響してそうです。
データによれば、メルロー48%・カベルネ33%・カベルネフラン14%で残りはプチヴェルド。
奥行きの広さとか、香り高さとか、スケールの大きさみたいなのは、メドックの高位格付けには勝てないけれど、親しみやすいボルドーの古酒です。
赤ワインって、渋みも酸味もあって飲みやすい白ワインの方が好き!!って方は多いと思うのですけれど、やっぱり感動ものの赤ワインに出会うと人生の幸福感は激増します!
古酒ワインよ永遠に!!!!
今日はこの辺で!!
学長は成城石井の実店舗で買いましたが…2002年ありました…!19年熟成でしかも2000円代は神コスパ過ぎ…
![]() | シャトー・モーヴサン [2002] 3700387078421【59001】【フランス】【赤ワイン】【成人祝い】【R112】【F15】 価格:2,170円 |
