皆様こんにちは!!ウメ学長です!
今日も元気にお酒の勉強してまいりましょう!!宜しくお願いします
さて今日は!ワインをかじったことのある方なら一度は試したことがあるのではないでしょうか?
「ブラインドテイスティング」についてお話しましょう!
ブラインドテイスティングの修行
学長もソムリエ試験前に、死ぬほど練習したんですよ。ソムリエ試験は1次試験の筆記テストに合格した後、実技の2次試験があるのでその対策ですね。(今はテイスティングが2次試験、3次試験でデキャンタージュみたいです)
学長はその時、ホテルのバンケットサービスの責任者をしておりました。土日は結婚式がメインで、終わった後に次の日の為の「崩しとセッティング」(「どんでん」と言います)があるので、午前0時を回ることなんてしょっちゅうでした。
落ちてくる瞼をこじ開け、膝から崩れ落ちそうになりながらも家へたどり着き、夕食はカップヌードルしょうゆ味。歯を磨いて口をすすぎ、グラスを並べ、冷蔵庫に閉まってあるワインを取り出し、注いでやることは【見る・嗅ぐ・飲む・味わう・記録する】
これを繰り返します。特徴を覚えてしまえば「あ、今日はカレーだ」というようにすぐピンとくるようになります。ですが、そんなに簡単なワケがなく…時間がかかるかかる。

一人で色と香りと味を記憶する1カ月間…まさに修行(笑)
一人でやってますからね!ふと我に返ると「何してんねやろ…」と思ったものです。
完全に一人で独学でやっていたもんですから、「こんな時、アドバイスをくれる人がいたら…」と思っていました。そう、そんな思いをした私だからこそ!!これからソムリエ試験やエキスパート取得を目指す方の助けになりたい!見極め方のコツをお話します。
ブラインドテイスティングとまではいかずとも、造詣を深めたい方にも必見の内容です!
なぜわからない?ワインの香り
具体的に言えば、「ワインの香りはわかるけれど、何のワインかわからない」ってことですね。
これは普段の飲み方の問題なのです。ワインをお店で、もしくは家で飲む時、「1種類を飲み切る」まで他のワインを飲まないから「違いがわからない」んですね。
カレーも、同時に「グリーンカレー」と「キーマカレー」を食うヤツはいない。
けれど、圧倒的に触れる回数(飲食する回数)が多いので、比較しなくても特徴を記憶しやすいのです。ワインも同じ原理なので、より早く理解をするには「同時」「回数」がキーワードります。
より理解の階層を深くする。ということです。
ステップ1 色でわかる!!赤ワインの見分け方【外観の判断】
今回は赤ワインに特化してお話しましょう。
外観、とりわけ「色」から得られる情報はかなり多い。まずは、色の判断からです。グラスに注がれたワインの色をじっくり見ると、「赤」といっても3つの色に大別できます。
1、淡い紫(ルビー)
2、赤み(明るさがある)を帯びた色(ルージュ)
3、濃い紫(ガーネット)
※注意!!赤ワインは熟成すると色が薄く赤みがかり、若いワインは濃い紫のような色をしているので、年代からきているものと、ブドウの特徴をごっちゃにしないようにしましょう。因みに!ソムリエ試験に古酒はほぼ出ません。
ステップ2 味わいでわかる!!赤ワインの見分け方【味わいの判断】
色合いで大別出来たら次は口に含み、外観で得た印象とあわせて確認します。
1、渋み(軽い)+酸味はほどよく感じる
2、渋み・酸味・甘味のバランスが何となく良い感じがする
3、渋み(重い)+酸味は結構感じる
これがステップ1の色と、同じ番号でリンクすると典型的な形となります。
ステップ3 香りでわかる!!赤ワインの見分け方【香りの判断】
次は香りです。ワインは様々な果実や他のものの香りがします。
香りも、同じ色をもつモノと共通のニュアンスを持っています。
1、皮の赤い果実っぽさ(いちご・フランボワーズ・リンゴ・ざくろ)
2、甘味のあるニュアンス・青っぽさ
3、皮の黒いの果実っつぽさ(ブルーベリー・カシス・ブラックベリー)
ステップ4 総合的に判断!赤ワインの見分け方【ブドウ品種を検討する】
ここまでくれば、あとはブドウ品種を考えるだけ!!!
これは、そのブドウ品種で作られるワインの色の特徴を先にインプットしておく必要がありますが、ステップ1~3の大別で絞りこみ、あとはブドウ品種が持つワインにした時の味わいや香りから判断します。
[1]のカテゴリーのワイン
ピノ・ノワール(色調が薄く鮮やか、酸味が目立つ)
サンジョベーゼ(ピノよりは濃く、酸長め)
テンプラリーニョ(木樽っぽさ、酸化っぽさ) など
[2]のカテゴリーのワイン
ガメイ(バナナっぽさ、後味の甘味)
グルナッシュ(青み・スパイスさ)
カベルネフラン(俗にいう青ピーマンやアスパラっぽい香り) など
[3]のカテゴリーのワイン
メルロ(滑らかさ、ジャーキー感)
シラー(胡椒系のスパイス)
ネッビオーロ(渋みの余韻が長い)
カベルネ・ソーヴィニヨン(渋みと酸味の両方が目立つ)
マルベック(果実味・濃さ・渋みや酸味がカベルネより弱い) など
産地やワインの作り方によってニュアンスは変わってきます。
また、上の特徴はあくまで代表的な表現ですので、大事なのは「自分で飲んで自分の感覚で表現を選び、記憶すること」です!だから、回数・経験を重ね、脳に刻みこむことが何より重要です。

いかがでしたか???
普段お店で飲んでいると、わかりづらいワインの特徴も並べて比べてみれば全然違う!!ということにまずは驚くはず!そしてどんどんワインの沼にハマっていくのです…
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テイスティンググラスは300円台くらいから売っているので是非沢山買って並べて練習してください!
では今日はこの辺で!!!